半年にわたり「あたらしい会社の学校」プロジェクトのもと開催された「B Corp」ハンドブック翻訳ゼミ。メンバーの業種は、製造業、製材業、小売、金融、メディア、PRなど、職種も経営者、職人、弁護士、営業職、研究者など、所属している会社の規模も、大企業から中小企業、スタートアップまで、さまざまな背景を持つひとびとが集まった。 B Corpを軸に、熱のこもった議論が毎回かわされたゼミ最終回のテーマは、メンバーそれぞれの今後の “アクション” について。これから起こるであろう日本におけるB Corpムーブメントの兆しともいえる。本記事ではゼミメンバーによるアクションプランを紹介したい。 B Corpは、非営利団体の「B Lab」によって運営される、社会や環境に配慮し、ビジネスを通してそれらの課題をできるだけ生み出すことなく解決を目指した営利企業のための認証制度だ。パタゴニアやダノン、ベン&ジェリーズ、ガーディアン・メディア・グループなど、現在、認証を受けた企業は4,000社、153の業種にわたり、77カ国に拡がる国際的なムーブメントになりつつある(2021年6月14日時点)。